同人小説を書いてみて

最近pixivに二次創作の小説を投稿することが多いのだが、投稿する度に自分の話に対してブックマークや評価がきになって何度も見てしまう。たかが自分が勝手に書いた版権物の小説なのにだ。私は他の方々が書かれた(描かれた)作品を読むのが大好きで、特に自分好みの話に出会った時はこんな話を書く方はどういった頭をしているのかと気持ち悪く失礼なことを考えたりする。ブックマークや評価が沢山ついている作品は、確かに素晴らしい世界観や文章能力で書かれていることがほとんどだ。そんな作品を見ていると不思議と自分でも書けると思えるようになる。母国語さえ満足に使えていない女が何をと今なら思うのだが、その時私はスマートフォンのメモアプリで気持ち悪いくらいながい話を書いて投稿した。嬉しいことに評価やブックマークを頂けることが出来たが、思ったよりも少なかったことに何故かがっかりした記憶がある。思い上がるなとその時の私に言いたい。読んでもらっているだけでも有難いのにだ。自分好みの話を書いてみんな好きだろうと思い込んでいたとおもう。実際Twitterで仲良くなったフォロワーさんに押し付けてしまい、険悪な事になったこともある。本当にあの時は申し訳なかったとお詫びしたい気持ちは未だにある。私自身が大して興味のない話を押し付けられて感想を求められれば、同じような対応をしていただろう。あの時の私を未だに殴りたい。

自分の頭の中にある光景を文章にするのは楽しくて、もういい歳になったがこの世界にこれて良かったと思う。仕事がしんどくて嫌になった時は二次創作へ逃げて乗り越えてきた自覚はあるからだ。これからも続けていくのは確かだけど、前みたいに押し付けることはせずに自分が思うがまま、迷惑がかからないように隅っこで続けていけたらと思う。自分の萌えを表現したいから書いているのに、評価が欲しくて書いてしまったら何にもならないと、今更気づくのは遅すぎたけど。